-体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などの症状―
熱中症とは、体温の上昇で、体の水分と塩分のバランスが崩れ、体温の調節ができなくなり、めまい・けいれん・頭痛などの症状を起こすことで、3つのカテゴリーに分けられます。
・Ⅰ度:軽症…立ちくらみ・筋肉痛・筋肉痙攣・大量の発汗
・Ⅱ度:中等症…頭痛・気分不良・吐き気・嘔吐・倦怠感
・Ⅲ度:重症…意識障害・けいれん・高体温
熱中症といえば、皆様は、炎天下に長時間いた場面や真夏の暑い中で運動をしていたといった場面を思い浮かべると思います。
実は、梅雨の合間に突然気温が上がった時など、身体が暑さになれていない時期にかかりやすい病気でもあります。
・ 気温が高い、湿度が高い
・ 風が弱い、日差しが強い
・ 急に暑くなった
家の中でじっとしていても室温や湿度の高さから熱中症にかかることもあり、救急要請発生場所は、住宅等が全体の37%を占め、次いで道路が25%を占めています。
最近ではこの様な室内型熱中症が注目されています。
☆暑さを避ける
外出時には日陰を歩く、帽子・日傘を使う。 ブラインドやすだれで直射日光を遮る。扇風機やエアコンを我慢せず使用する。
☆服装を工夫
吸収性や通気性の高い綿や麻。袖口があいたデザイン。
☆こまめな水分補給
のどが渇く前に頻繁に水分を補給しましょう。コーヒー・緑茶・アルコールは逆におしっこが出るため、水分補給になりません。
ミネラルを補給するには、麦茶がおすすめです。
涼しい環境に移す:風通しの良い日陰や、クーラーが効いている室内に移動
脱衣と冷却:衣類を脱がせて、体内の熱を外に出します。皮膚に水をかけ、うちわや扇風機で仰ぎ、氷で首・わきの下・太ももの付け根を冷やします。
水分と塩分を補給する:冷たい水・経口補水液・スポーツ飲料などを。意識障害・吐き気・嘔吐の症状がある場合は、口から水分を入れることは避けましょう。
かのう内科クリニックでは、患者様の体調変化にいつでも治療できる体制をとっております。気温の変化等で調子が悪ければ、すぐ当院へご相談下さい。
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